あなたもそうかも？便秘になる主な原因の3パターンとは

腸のぜんどう運動について説明する前に、
腸の働きについておさらいしましょう

腸と言っても、小腸や大腸に分類されますが、
すべてを合わせると、なんと7メートル近くあります。

腸に食べ物が入ってくると、
物を移動させるために伸び縮みを繰り返します。
まるで、尺取り虫かのように。。

この腸の食べ物を動かすために
伸び縮みする動きをぜんどう運動といいます。

ぜんどう運動が低下すると
食べたものは中々腸内を進んでいきません。

また、ぜんどう運動が低下すると、
水分が必要以上に吸収されて便が硬くなります。

これらの２つの悪いことが
便秘を引き起こすのです。

さらに、食べたものが腸内に長く滞留することで
異常発酵（腐敗）を起こし、腸内環境の悪化も招きます。

しかし、善玉菌（乳酸菌）を増やすなどすれば、
腸内環境は良くなり、腸のぜんどう運動も活発となります

パターン２．肛門括約筋に問題がある人

肛門括約筋に問題があるときくと難しく聞こえますが、
簡単に言うと「便がたまっている状態なのにも、
便がたまったと感じない」ことです

本来であれば、直腸に便がたまってくると

�@直腸が拡張
　↓
�A肛門括約筋が脳にサインを送る
　↓
�B脳が排便せよと命令を下す

という流れで排便に至ります。

しかし、腸は肛門括約筋に問題があると、
脳からの指令がです、便がどんどんたまっていきます。

腸は肛門括約筋が機能しなくなる原因は、
便がたまった状態が続いたために直腸が膨らんでしまい、
便がたまったいることに気づかないことです。

便秘を放置するのは、絶対にやめましょう！

パターン３．自律神経が安定していない人

最後のパターンは自律神経が不安定な人です。

自律神経とは、呼吸したり、血液を循環させたりといった
生きるために必要なことを行っているライフラインの神経のことを言います。

自律神経には、興奮モードの「交感神経機能」と
リラックスモードの「副交感神経」があります。

この２つの神経は、どちらか一方の機能が上昇すると、
もう一方の機能は下がるという関係になっています。

さきほど説明した腸のぜんどう運動は、
主に副交感神経によって活発化するため、
リラックスしているときに大きく機能します。

旅行に行くと便秘になってしまうのは、
環境変化に体が緊張して、
交感神経が上昇し、副交感神経が低下するためです。

したがって、便秘を解消させるためには、
できるだけリラックスする必要があります

以上、便秘になる人の主な原因
3パターンでした！