転職して何がやりたいかを明確にする
転職活動を始めるに当たり、
転職して何がやりたいかを明確にしましょう。
転職にとって大切なのは今自分が置かれている
現状の認識と変革への意欲です。
面接官はあなたに聞いてきます。
「なぜ、あなたは転職をするのですか?」
この質問は、あなたが転職する理由を聞いているわけではありません。
実は、「転職して何がやりたいのですか?」と同じ質問なのです。
採用試験で「なぜ転職するのですか?」と聞かれた時、
「会社が自分を評価してくれないので」とか、
「もっと自分に合う仕事があると思って」とか、
「給料が少なくて、生活していけない」などとい
う現実逃避型の理由を述べるのは意味のないことです。
採川者からすると、転職をせざるをえない個人的な理由などど
うでもいいのです。
採用担当者があなたに聞きたいこととは
「こんな仕事がやりたいので転職を考えた」であり
「入社したらこんなことがやりたい/できる」という
変革への意欲なのです。
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あなたの夢から何がやりたいかを考えよう
「あなたの夢は何ですか?」
夢からやりたいこを導き出すことができます。
しかし、この答えは、自分を知らないと
でてきません。
残念なことに、転職希望者の半数以上が明確な
信念をもっておらず、自分か何をしたいのかを
突き詰めて考えていません。
ようするに、「転職サイトや雑誌に書いてあったから
自分もそう考えている」人が多いのです。
そういう人は、転職しようと思った時も、どういう現状に不満を抱き、
それをどう解決したらいいのかをよく考え、転職しかないと
結論が出るまで自問自答を繰り返す作業をしていません。
愚痴・不満だけを理由に転職しようとすると、
無謀な挑戦をしてしまいます。
それは地図ももたずに知らない土地の目的を目指すような
危険きわまりないことです。
それでは厳しい転職の海を乗り切ることはできません。
転職の土地での地図は、ずばり、「自分かやりたいこと」です。
「ゲームソフトを作りたい」、「おいしい料理を作りたい」、
「海外で珍しい生物を探してみたい」、「お年寄りの話し相手に
なりたい」、「先端技術を究めたい」「大きなお金を動かしてみたい」
何でもいいのです。
人に笑われるようなことでも、今やっていることの延長でも、そういうことを
業務にしている会社があろうとなかろうと、仕事として成り立っていないか
もしれないとしても、とにかく「夢」を掲げることが大切です。
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「やりたいこと」が価値観の基準になる
「夢=やりたいこと」を掲げると、選択しが見えてきます。
自分なりの価値観が生まれ、会社選びの坊準ができます。
夢を実現させるには、どういう業界のどういう会社が
その舞台になってくれるかわかってきますし、
譲れない部分と妥協できる部分も見えてきます。
たとえば「ものづくりが好きで機械の設計などを
やりたいと思っていた商社マンが、町工場のような
中小企業に転職した」という例があったとします。
現実には、給料は下がるし、会社の規模も小さくなります。
はたから見ると「転職に失敗したのでは」と思いますよね。
しかし、本人にしてみれば、やりたかった機械設計の仕事ができ、
好きだから仕事の覚えもよく、すぐに会社でも戦力に
加えられたということで、大いに満足しているのです。
夢がかなったのですから、転職は大成功です。
成功か失敗かは、自分の価値観でこそはかるべきで、
他人が決めることではありません。
もっとも、自分のやりたいことがはっきりしているからこそいえることで、
基準がなければ、それさえもはかることができません。
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