SE 偽装請負
SEの現場の偽装請負がよくニュースになっています。偽装請負とは、請負契約をしているにも関わらず、請負先に直接指示を出している違法行為のことをいいます。指示を出したいのであれば、派遣契約を結ぶ必要があります。
偽装請負の事例として、以下のような例があります。
SE 偽装請負の例
○○銀行と△△システム会社はシステム開発の契約をしていた。プロジェクトのメンバーは△△会社の社員数名と請負契約をしていたその子会社であった。このとき、子会社へのメンバーへは本来、請負契約をした親会社が説明をしなければならない。しかし、このプロジェクトでは、○○銀行の従業員が直接子会社のメンバーへ指示を出しており明らかな違法行為である。
なお、この違法行為はフロア全体で行われており、大問題となってしまった。また、これを内部告発した子会社の社員はクビを切られてしまった。
偽装請負は違法行為ですが、現場では頻繁に起きてしまっています。特に請負先が全然作業が捗っていなくて、仕方なく指示を出していることもあります。また、請負先は違法行為とわかっているのですが、訴えてしまうと仕事をもらえなくなってしまうのを恐れて黙認しているケースもあります。双方が了解のうえでも違法行為であることに変わりはないので、絶対に違法行為はやめましょう。
まとめ
- 偽装請負とは、請負契約をしているにも関わらず、請負先に直接指示を出している違法行為のことを言う。
- 双方が了解のうえでも違法行為である。