SE 分散系
分散系システムとは、複数のコンピュータやサーバを組み合わせて作られているシステムのことをいいます。オープン系とも言われます。
例えばWeb系のシステムでは、以下のようにサーバを組み合わせて1つのシステムを構成してることが一般的です。
※Web系のシステムとは、IEなどのブラウザで動作するシステムのことを言います。
Webサーバ
クライアントからのリクエストを受け、レスポンスを返すサーバとなります。HTMLの形でやり取りがされます。
APサーバ
システムの処理を実行させるサーバとなります。
DBサーバ
システムを動作させるに必要なデータを蓄えておく大事なサーバとなります。
分散系SEに必要な技術
分散系システムは、Webサーバ、APサーバ、DBサーバ等複数のサーバで構成されるので、各サーバで使われているミドルウェアの技術、またすべてのサーバで必要なOSの技術や各システムをつなぐネットワークの技術が求められます。すべての技術を知っているSEはほとんど少なく、SEごとに得意分野や苦手な分野があります。各サーバごとに以下のような技術がもとめられます。
Webサーバ
HTMLの技術が必要です。静的ページであれば、すべてここに配置され。
APサーバ
Webシステムの場合、J2EEを提供している製品(WebLogic,Cosminexus)などの技術が求められます。
DBサーバ
OracleやMySQLなどRDMSの技術が求められます。また、一番障害が多いサーバですので、障害対応の技術も求められます。
まとめ
- 分散系システムとは、複数のサーバで構成されているシステムのことである。
- 分散系システムに求められる能力は様々であるが、得意の技術を作っておくべきである。