開発工程 単体テスト
テスト工程の一番最初に行われる単体テストについて説明します。
目次
- 単体テストの目的
- ホワイトボックステスト
- 境界値、限界値テスト
単体テストの目的
単体テストはシステムを構成する各モジュールが仕様書通りに動作するかどうか確認するテストである。コーディング不良などの単純なミスをなくすのが目的であり、次のようなテストを行う。
ホワイトボックステスト
プログラムの設計書として、フローチャートを描くことが多い。このとき、フローチャートをすべて通るようにテストケースを組み、すべての処理が正しく動作することを確認するテストである。
境界値、限界値テスト
プログラムを作る際、条件の境界値でバグが埋め込まれることが多い。例えば、テストの点数が100点~90点が「S」、89点~80点が「A」、79点~70点が「B」、69点から60点が「C」、59点~0点が「D」を出力するプログラムがあったとしよう。
テストケースとして「100, 95, 90, 89, 86, 80, 79, 74, 70, 69, 65, 60, 59, 45, 0」を採用する。
このとき、「100,0」が限界値、「 90, 89, 80, 79, 70, 69, 60, 59」が境界値となる
まとめ
- 単体テストはシステムを構成する各モジュールが仕様書通りに動作するかどうか確認するテストである。
- 単体テストとして、ホワイトボックステストや境界値、限界値テストがある