プロジェクトマネージャ 変更管理

プロジェクトマネージャは、当初計画したプロジェクト計画に従ってプロジェクトを実施していくが、さまざま要因によって、変更要求が発生します。ここでは、プロジェクトマネージャの仕事である変更要求への対応について記載します。

目次

• 変更が発生する原因
• 変更管理手順を決める
• 変更の実施
• まとめ

変更が発生する原因

変更が必要なケースで最も多いのが、「仕様変更」です。仕様変更の原因は、クライアントの業務改革や組織変更など顧客側に起因するものと、SEのヒアリングスキル不足、開発側の都合など、開発側に起因するものに分かれます。

変更管理手順を決める

変更要求が発生した場合を想定して、変更管理手順をルール化しておくことが計画段階における重要な仕事となります。もしも、変更要求が発生した時に、適切な手続きを行わなければ、結果として納期遅延やコストオー場という失敗プロジェクトになりかねません。そこで、適切な変更管理が必要なります。

変更の実施

変更の実施が顧客側に起因する理由であれば、契約内容の変更になります。つまり、納期と費用を再度見直すことから話を進めます。一方、開発者側に起因するのであれば、少なくとも費用は持出になることは仕方はありません。その後は、再度スコープ定義、もしくはスケジュール、費用、体制を見直さなければなりません。見直しをおこなったた結果、本番時期を変更することができない場合には、稼働時期の優先順位を考慮するなどの調整が必要となります。