SE ブラック
よくSEは7K(※)と聞いたり、ブラックとききますが、実際はどうなのでしょうか。
7K
SEの労働条件である以下の7つの頭文字をとったもの。最初の①~③は建設業界で言われていたものであり、④~⑦はSEオリジナルである。
- きつい
- きたない
- きけん
- 休暇が取れない」
- (就業)規則が厳しい」
- 化粧がのらない
- 結婚できない
実際のところ、SEの労働条件がブラックかどうかは会社によります。SEは多重請負構造となっており、最終的な下請け企業はブラックとなることが多いです。
多重請負構造とは
例を挙げて説明しましょう。A社はシステム構築の案件を1000万円で受注したとしましょう。A社はシステム構築の作業を900万円でB社に発注するのです。またB社は900万円で受注した仕事をC社に800万円で発注します。このように、システム構築の案件をどんどん下請けに発注していく構造を多重請負構造と言います。このとき、一番最後に受注した会社は少ないお金で、システム構築をしなければならないので、残業代無しの長時間労働になってしまいブラック企業とよく言われています。逆に、A社とかB社とか比較的上の方で受注している企業は残業代が0になるとかはないです。A社の場合、直接顧客にシステム構築の提案をしなければならないので、A社も別の意味できついです。一番おいしいのはB社ではないでしょうか。
ブラック企業の見分け方
ここでは、ブラック企業を最終的な下請け企業と定義しましょう。このとき、以下の条件を見てしている場合、ブラック企業であることが多いです。
1.聞いたことのない企業である。
2.大手システム会社と取引多数
3.未経験者歓迎
下請けの仕事は機械的であり、未経験者でもできます。未経験者歓迎はブラック企業を見分けるヒントになるでしょう。
まとめ
- SEがブラックかどうかは会社による
- 最終的な下請けとなる企業はブラックである可能性が高い